放射性セシウム137を吸着、除去する薬があることをご存知ですか?
防災QQドットコムには、よく、「放射線セシウム137を除去できる薬とかはないのですか?」
と聞かれる事が多いのですが、実際にはプルシアンブルーという厚生労働省がすでに2010年10月に認可し、医師の指示のもと購入できる医薬品が存在している事をお伝えしています。
本製品はラジオガルターゼという製品名で処方が可能な日本で購入できる製品です。
下記に関してはその製品に関しての詳細論文となります。放射線医専門の雑誌「Isotope」の2011年10月号の記事です。
論拠としては下記に譲りますが、セシウム137は半減期間が50年という大変人体に影響を及ぼし続ける可能性のある放射能です。
広島の原爆の際にはセシウム137は検出されていませんでしたが、原子力発電所の事故等ではこのセシウム137が注目されています。
福島県の方はもしかすると知っている既知の情報であるかもしれませんが、できるだけ多くの方に本情報を知っていただきたく思います。
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プルシアンブルー
-放射性セシウムの特異な吸着剤-
著者/渡利一夫(独立行政法人放射線医学総合研究所名誉研究員)
/佐藤宏(同研究所研究基盤センター人材育成室)
プルシアンブルーは、セシウムに特異的な吸着性を示す事から、内部被爆事故時にはセシウム137の吸着剤、除去剤として利用されている。
プルシアンブルーは一般的にはフェロシアン化鉄と呼ばれており、ヘキサシアノ鉄(鵞)酸鉄(鶚)のことである。フェロシアン化カリウム(黄血塩)溶液に鉄(鶚)を加えると鮮やかな青色、いわるるプルシアンブルーの沈殿が生成する。
歴史は古く、1704年にベルリンで青色顔料として製造されたのが初めとされているが、ベルリンブルー、紺青などの名前があり、塗料、インキ、絵の具に使用される。タリウムの化学毒性の軽減にも利用される。
他のアルカリ金属と比べて分配係数が極めて大きいため、放射性セシウムを選択的に吸着する働きがある。このような高い吸着性は生体内のセシウム137の除去にも利用される。ラットを用いた実験で顕著な糞への排泄促進効果が示され、ヒトの場合でも同様な結果が得られている。
NRPB(英国放射線防護局)、IAEA(国際原子力機関)などの国際機関でも緊急時対策の指針として採用されている。1gを水とともに1日3回服用し、数週間以上続け、必要に応じてそれ以上の期間服用する。特別な副作用は認められないが青色便となり、大量に投与すると便秘、胃炎、下痢の症状がでる。
プルシアンブルーは1986年のチェルノブイリ原発事故、1987年のブラジルのゴイアニアでのセシウム137線源(50,9テラベクレル)破壊事故時に使用された。ゴイアニアでは当事者やその家族、一般市民約250人が外部被爆及び内部被爆を引き起こした。
4人が死亡したが、46人にはプルシアンブルー1〜10gが1日3回、数日間、最長150日間投与されて大幅な排泄促進の効果が認められた。平均有効半減期は約40日から15日に短縮した。
セシウムは体内代謝の過程で再び胃、腸で吸着させる事ができるので、長期間の服用が可能である。
現在のプルシアンブルーの製造で最も多く用いられているのが巨大な網状(MR)構造の陰イオン交換樹脂である。鉄の他に銅、コバルト、ニッケル、亜鉛などのフェロシアン化物を樹脂粒内に生成させた”吸着体”は作製も比較的容易で希望する粒度のものが得られる。
これらは水道水や放射性廃液あるいは人体中の放射線セシウムの吸着、除去に効果のあることが認められている。
プルシアンブルーは平成22年10月、厚生労働省より医薬品(ラジオガルターゼ)として認可された。使用に際しては専門の医師の指示に従う事が必要である。
参考文献
1)青木芳朗、渡利一夫 編者、人体内放射能の除去技術、講談社サイエンティフィック(2011)
2、MANAGEMENT OF PERSONS CONTAMINATED WITH RADIONUCLIDES.HANDBOOK,NCRP REPORT,NO.65(2006),NO.161(2010)
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なお、チェルノブイリ原発事故の後、転出命令が出た地域に住み続けた住民のうち、被爆症にならなかった住民は、なんと1万人以上もいました。
「アレクセイと泉」というドキュメンタリー映画があります。
ソ連のブジシチェ村で、放射性物質で汚染されない不思議な泉を中心に暮らすアレクセイと村人を描いた映画です。
http://movies.polepoletimes.jp/alexei/
監督が本橋成一氏、音楽が坂本龍一氏が担当して制作され、国際映画賞を受賞しています。
ベラルーシ国のブジシチェ村は、チェルノブイリ原発から北に180キロメートル離れた村です。
被爆量は、現在でも福島県の飯館村以上で、この村の美しい森は、チェルノブイリと同じぐらい汚染されており、60キュリーから150キュリーの放射能が検出されています。
政府は、40キュリー以上の地域を強制移住区域に指定しました。
しかしこの村に住んでいる人達は未だに被爆症にかかる人がいないと言われています。村人が飲んでいるコーカサス山系の湧き水に、放射能を除去する不思議な力が秘められていて、それを飲んでいる村人と家畜が被爆症にならないと言われています。
そこでソ連政府が、イゴール・スミルノフ博士に依頼して調査した結果、唯一の共通が、南ロシア山系の湧き水を飲んでいたことが分り、その後の研究で、水の水素原子の結合角度が、通常104.5度であるのに対し、山の湧き水は、108度であることが判明しました。
その後、イゴール・スミルノフ博士が、108度の水分子の結合角度を人工的に出来る技術MRETを開発し、アメリカで特許を取得しました。
そして特許技術MRETとGIA社ERT技術の、2つの技術の相乗効果で地球上の特殊な磁場と同じ環境を人工的に創り、体のすみずみにまで浸透するシングルファイル水を家庭で簡単に創れるアイ・ウォーターという製品を開発しました。
アイ・ウォーター(iH2O water)は、医学的効果が認められた世界で初めて水の活水器です。
世界的な医学書出版社「World Scientific Publish(WSP)」が、アイ・ウォーター水のデトックス力と免疫向上力の臨床データを認め、360ページの臨床データ本を出版しました。
http://www.worldscibooks.com/physics/7244.html
WSPは、ノーベル賞を受賞した科学者の講義を、世界で唯一、英語で出版できる権利をノーベル賞から許可された出版社です。
★アイ・ウォーターの機能:
水の水素原子同士の結合角度を108度に変革し、水分子が1個ずつ直列になるシングルファイル状態にして、細胞の中へ浸透してデトックスできる水を生成します。
45日間くらい効果が持続します。
ご興味が有る方は下記をご覧ください。
http://bousai99.com/?pid=38860759